村上春樹
村上春樹
このブログでも何回か取り上げた私の愛読作家、村上春樹の最新作「1Q84」(全2巻)がやたら売れているらしいですね。私は5月末の発売直後に全2巻1000ページあまりを一挙に読破しましたが、きのう書店をのぞいてみたらまた1冊も無く完売していました。1ヶ月近く経っても書店でこんなことが起きているのも珍しいことです。
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今年2月にイスラエルで行われた歴史的なスピーチや「ノルウェイの森」の映画化など、最近なにかと話題になることが多いせいでしょうか?
しかし、この出版不況といわれる中、発売後2週間足らずで早くも計100万部を突破し、爆発的な売れ行きで、品切れとなる書店も続出というのは驚きです。
大ベストセラーとなり、社会現象を起こした『ノルウェイの森』(昭和62年)は、現在まで単行本の上下巻が計453万部売れていますが、勢いとしてはそれを上回る社会現象となるかもしれないですね。
彼の全作品の現在での購読部数がすでに外国の方が国内より上回っているので、今後「1Q84」が海外で翻訳出版されれば、日本人作家としては恐ろしい社会現象というか世界現象になるかもしれないと私は思います。
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内容はオウム真理教事件、家庭内暴力(DV)などを題材とした社会問題にミステリー・サスペンスタッチで読む者をぐいぐい引き込んでいきます。
それでいてわれわれ現代人の心の奥底に潜むさまざまな問題(孤独・不安・暴力・恋愛・親子問題)を深く掘り下げ、物語としてわれわれにの目の前に突きつける、読みごたえのある濃い内容の長編小説になってます。(文章は易しく読みやすいですが。)
興味のありそうな人はぜひ読んでみてください。そして、コメントしてください。
(玉木院長)
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